深みのあるもみじ鍼灸2️⃣
私の経験から、お灸でも深さが感じられます。
そして。「ツボ（穴）」という言葉は、
鍼施術ではなく、お灸の施術から生まれています。
熱がじんわり伝わっていく過程で、
症状の状態と比例するように、
深く入ったり、広がったり、より熱を感じていきます。
（最初の数壮がカギです。だんだん熱さに慣れてしまうため。）
鍼との違いは、刺激の方向や深さを
術者の操作ではなく、
患者さんの体がお灸の熱を引き込んでいくことです。
ある意味、これこそが“自然治癒力”です。
特に半米粒大の大きさにもぐさを捻り点火させ、
燃焼するもぐさが皮膚に到達する寸前で消火させる
本格的なお灸の方が効果は高いです。
（刺激量も多いため）
※患者さんの体質〔特に糖尿病の方は注意が必要です。〕・
症状の状態により、火傷する場合があります。
八王子もみじ鍼灸治療室でも、
患者さんの年齢・性差・体調により、
もぐさや熱量などを変えています。
特に慢性的に心身の疲れを感じている方は、
交感神経が高まっている状態であるため、
お灸の刺激の方が柔らかく感じることが多く、
副交感神経が優位になり、血流も良くなります。
肩こり・腰痛・膝痛などの運動器疾患においても、
鍼だけでなく、お灸をすることにより、施術効果も高まります。
最近では『お灸女子（おきゅうじょし）』という言葉があるくらい、
お灸への関心が高いです。
お灸を据えることは現代の生活スタイルにおいて、
必要性が高いと感じています。
ただ、お灸はツボに当てはまらないと効果が軽減します。
ツボも体調により都度動きますし、
同じところ（ツボ）に行っても、
体が順応しているので変化が必要です。
これからも患者さんの症状が良くなるように、
“もぐさ”と“頭”を捻りながら、
鍼灸施術をしていきます。
八王子もみじ鍼灸治療室
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