深みのあるもみじ鍼灸

前回の光線の深さについて
お話しいたしましたが、

鍼灸治療においても、
深さが重要なのです。

鍼施術は経穴・奇穴・新穴を介して、
患者さんの気を出入りさせて、
流れや量を調整させていきます。

経穴(ツボ)等に刺入する場合においても、
“穴”という字があるぐらいですから、
深さが関係するんです。

東洋医学では、
「外邪(邪気)の侵入」により、症状が発症し、
体の内側に入れば入るほど、
症状が増悪します。

『鉄は熱いうちに打て』ではないですが、
早めに対処することが重要です。

患者さんの性差・体質も考慮しながら、
症状の深さに合わせて、
気・血・水の調整を行うにあたり、
鍼先の深さの加減が重要なのです。

現代鍼灸(西洋医学)学においても、
何層もある筋肉の中で、
原因のある筋肉・作用する筋肉などに
鍼先がどの深さに到達しているのかが重要です。
〔お子様や感受性の強い方等の場合、
接触鍼(皮膚に触れる・擦る鍼)でも
効果が表れていきます。〕

何層にも重なっている組織の中で、
「どのくらいの深さにアプローチするのか。」
「どの方向に刺入していくのか。」
「どのように刺激していくのか。」
を考えて、鍼施術を行えるかがカギです。

次回はお灸について、
お話いたします。

八王子もみじ鍼灸治療室

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