症状は脳が感じます

症状は脳が感じます・・・

先日教員養成科でご指導いただいた先生にお会いしました。お話しさせていただく中で、脳に対しての症状の感じ方や認識させる重要性を効かせていただき、改めて考えさせられました。

痛み等の感覚は患部から神経を通して脳に伝えられます。脳はその信号を、「ズキズキ痛い!」「キリキリ痛い!」という形で変換されます。症状が出ているということは、その箇所に何らかの異変が起こっている証拠です。薬においてその信号までもブロックされてしまい作業や動作を続けると、その患部はより状態が悪化してしまいます。患部の状態を良くすることと同時にその情報処理を行う脳に対するアプローチも必要です。
脳のアプローチは何が必要なのかというと、心と身体全体をリラックスできる状態にするということです。リラックスさせる状態というのは、東洋医学的に「気」・「血」・「津液」の量を過不足なく、巡りを滞りなくさせることです。

まずは精神的にリラックスできる状態でないと、最初の歯車が回らず身体が良くしようと一生懸命働いても、症状が良くならずにいる状態が続きます。その状態が続いてしまうと脳も良い状態であった姿勢や体調のことを忘れて、ズレによって生じた目に見えないストレスが溜まってしまうわけです。

ストレスが溜まると免疫系・自律神経や思考力・判断力、肌の状況等目に映るところなどに様々な影響が出て悪循環となり、症状はどんどん深みにはまっていきます

当治療室では、現れている諸症状に対しての部分的な対処療法を施す「標治法」と病の根源となっている経絡や症状の質の変動を、適切な経穴で治癒させる全体的な根本療法である「本治法」により、まずリラックスできている状態に身体を整えながら、その良い状態をもう一度脳に認識させ、脳が忘れないうちに治療にて反復していくことが重要です。

その間隔というのが、急性的な症状は間隔をつめて、満背的な症状については症状の出現が前回の状態に戻る手前に来室ください。また前回の状態に戻らない中でも定期的(2週間に1回。最低でも月に1回。)に来室されることがおススメです。

現代における目まぐるしく移り変わる環境の中で、心も身体もリラックスできる状態に整えていく“処”をご提供いたします。

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